ADといえば世間一般では、TV番組を作成する人のことですよね。
でも、IT業界では、別の言葉が連想されるんです。
ということで、本記事ではADについてIT初心者の方にも
できるだけわかりやすく解説していきます。
どうぞ最後までお付き合いください。
ADとは
ADとは、Active Directoryの略で
マイクロソフト社が提供する、WindowsServer向けの管理システムのことを指します。
WindowsServerは、WindowsPCに情報を与えるためのコンピュータ。
いわば、WindowsPCさんたちの元締めみたいなものです。
このWindowsServerさんは、たくさんのコンピュータやユーザーを管理する際、
とても便利なのがActiveDirectiryなのです。
これは、学校や企業の構造とよく似ています。
学校だったら、○年△組という学級があって、
さらにその中に□班がある、みたいな感じですし、
企業だったら、〇〇部△△課といった形で組織化されていますよね。
このような形で、ActiveDirectoryも階層構造でコンピュータやユーザーを管理しています。
ADの機能
ADはコンピュータやユーザーを「ドメイン」という単位で
管理しています。
ドメインとは、誰がどのグループに所属していて、
どんな権限を持っているのかということを管理するものです。
例えば、Aさんというユーザーは総務課に所属していて、
予算を執行する権限を持っているといったかんじです。
このドメインという単位で、フォルダにアクセスできる権限をつけたりします。
ADの機能はまさにこれで、
グループごとに分けることで、権限などを一括管理できます。
なので、ドメイン単位で権限を付与しておけば、
そのドメインに属するユーザーは皆その権限を行使できる
ということになります。
ADを使いこなそう
さて、今回はADの機能について見てきました。
ADは奥が深くなかなか理解するのが大変ですが、
基本は「コンピュータやユーザーを一括管理できるWindowsのシステム」
とおぼえておけばよいでしょう。
興味のある人は、ぜひ調べてみてくださいね〜!