以前クラウドについて紹介したが、クラウドのメリットとしていろいろとまぎらわしい用語が出てくる。
このページでは、その中でもわかりづらい
高可用性、スケーラビリティ、弾力性について簡単に解説していく。
高可用性
高可用性(こうかようせい)とは、可用性が高いことを指す。
可用性とは、システムが使える状態を維持している度合いを言う。
つまり、高可用性とは、システムが使える状態が長く維持されていること、
きちんと使える状態が維持されていることである。
そして、高可用性は一般的にシステムの冗長化、言い換えると
システムを二重にすることで対応する。
クラウドは、自身でサーバーを用意する必要がなく、高可用性が維持しやすい。
スケーラビリティ
スケーラビリティとは、需要の増減に応じて、サーバーの容量を増加、または
サーバーの数自体を増やすことを指す。
例として、事業拡大のため、サーバー容量を増やしたい、といったときに
スケーラビリティのメリットを生かす。
サーバーを用意する必要がないクラウドだからこそ実現可能な特徴と言える。
弾力性
弾力性(だんりょくせい)は、リソースの割り当てを柔軟に変更できることを指す。
スケーラビリティとの違いは、スケーラビリティがサーバーを増加するだけに対し、
弾力性はリソースの割り当ての増加、減少ともに対応することである。
この弾力性により、事前にリソース使用料を考慮する必要がなくなり、
ピンポイントで割当量を増加できるのでコストが安く済む。