春分の日とは
春分とは、二十四節気の一つである。
二十四節気とは古代中国で使われていた暦の一つで、
太陽の動きをもとに1年を24に分けた暦のことだ。
春分の日は、一年で昼と夜の長さが同じになるのが特徴だ。
(ただし、厳密には若干時間差がある。)
日本では、冬の寒さを乗り越え、暖かな春の到来をお祝いする日として
春分の日が国民の祝日として制定されている。
春分の日はいつか
春分の日は年によって異なる。
理由は、地球が太陽の周りを公転する周期が
365日ぴったりではなく、プラスで6時間ほどかかるためだ。
この6時間という時間差が、毎年の春分の日を変化させている。
春分の日は国立天文台が決めており、
前年2月1日までに「暦要項」に掲載される。
今年2021年の春分の日は3月20日だが、来年2022年の春分の日は
3月21日になる予定だ。
世界の春分の日
日本では国民の祝日として制定されている春分の日、
世界ではどう扱われているのだろうか。
まず、そもそも四季がない東南アジアでは、「春分の日」なるものは当然存在しない。
また、ヨーロッパでも「春分の日」が存在する国は聞いたことがない。
カナダでは、一応日本の「春分の日」に当たるものは存在するが、
祝日ではない。
二十四節気発祥の地、中国でも祝日とはなっていない。
こうしてみると、「春分の日」というのは日本特有の行事であると言える。
四季の移り変わりを祝う日本人の精神に感謝し、
春の訪れをぼたもちとともに盛大に祝いたいと思う今日このごろである。