明日、3月8日は国際女性デーだ。
しかし、日本ではあまり馴染みがないという人も多いのではないだろうか。
ということで、今回は国際女性デーの歴史と世界、日本の取り組みについて紹介する。
国際女性デーとは
国際女性デーは、女性の経済的、政治的、政治的、社会的地位を尊重する日として設定されたものだ。
別名、「女性の生き方を考える日」。
これは、1900年代、ニューヨークで女性労働者が婦人参政権を要求して
デモを起こしたことが発端とされている。
その後、女性労働者による地位向上を求めるデモが世界中で広まり、
1910年、デンマークで開催された会議で、
ドイツの社会主義者が記念日を制定することで、
ヨーロッパを中心に国際女性デーが広まった。
そして、1975年、国連が3月8日を国際女性デーと制定し、
今に至る。
世界の国際女性デー
では、世界の国々では世界女性デーをどのように過ごしているのだろうか。
まず、イタリアでは、3月8日が「ミモザの日」に制定し、
男性から女性に黄色いミモザの花を贈る習慣がある。
これについては、以前「ひな祭り」のページでも紹介したので、興味のある人は
読んでみてほしい。
ひな祭りの由来と世界のひな祭り
次に、アメリカでは、3月を「女性史月間」とし、女性の活躍に注目する期間を
作っている。
3月8日は、各地で様々な会議やイベントが開かれる。
その他、ロシアや中国、ルーマニアにカンボジアなど
世界20カ国以上で国際女性デーは国の正式な祝日として
制定されている。
日本の取り組み
このように世界各国で国際女性デーが祝われているが、
日本では認知度が低いのが現状だ。
また、日本では政府の官僚、国会議員、企業の管理職などに占める
女性の割合が先進国の中で最低水準であることも問題になっている。
最近では、森元首相による女性に対する差別的な発言もあった。
日本でも国際女性デーをきっかけに、
ジェンダー平等の意識が高まることを期待したい。
