「ちょっとお腹が空いたのでコンビニでおにぎりでも買うか〜」
日本では、ごく当たり前のコメントである。
しかし、今から3年前に渡米した際、
コンビニでおにぎりが買えるありがたみを
私は実感することとなった。
今日は、日本とアメリカのコンビニの違いについてお伝えしたい。
アメリカのコンビニにはないもの
アメリカは米ではなくパン文化である。
そのため、日本のコンビニに当然のように売っている
おにぎりはもちろん、お弁当は皆無である。
かろうじて日本食としておすし(のりまき)は見かけたことがあるが、
コンビニにご飯系が売っていることはほとんどない。
また、日本のコンビニに売っている台所用品等の日用品も
アメリカのコンビニではみかけない。
日本にいると気づかないが、日本のコンビニは文字通りの
「なんでもや」であることを実感した。
アメリカのコンビニにあるもの
一方、アメリカのコンビニには日本のコンビニにない、
ユニークなものがある。
ここでは、3つに分けて紹介する。
レジ前のジャンクフードコーナー
アメリカといえば、ジャンクフード。
日本のコンビニでは、レジ前のカウンターに肉まんやおでん、コロッケなどが
並べられているが、
アメリカのコンビニでは、
ピザやドーナッツ、ポテチにソーセージと
ジャンクフードがずらりとならんでいる。
中でもとりわけ目を引くのが、ピカピカひかるソーセージ。
種類豊富で、パンに挟んでホットドックにしてくれるお店もある。
まさにアメリカンフード三昧といえよう。
まるでファミレス?なドリンクバー
アメリカンフードが並ぶレジ前と並んで目を引くのが、飲み物コーナー。
おメリカのコンビニには、ファミレスのようなドリンクバーが存在する。
買い方は、
カップをとる→好きな飲み物を入れる→蓋をする→レジに持っていく
というかんじ。
カップはかなり大きめなので、たくさん飲みたい場合は
冷蔵庫に入っているペットボトルを買うより割安かもしれない。
用途不明なDIY?用品コーナー
アメリカのコンビニで忘れてはならないのが、
軍手や工具が売られているコーナー。
日本のワークマンのような品揃えだが、
アメリカのコンビニにはこの謎のコーナーが結構多い。
アメリカではガソリンスタンドや高速道路の脇などにもコンビニが結構あるので、
なにかトラブルがあった際に対応できるようにしているのだろうか。
それにしても日本のコンビニに慣れていると、実に不思議だ。。
お国柄のでる場所、それがコンビニ
日本のコンビニは世界でも有数の品揃え、そして丁寧な店員の対応。
思いやりの精神を持った日本だからこそ、できるサービスなのだろう。
しかし、これが当たり前でないことは、他の国のコンビニを見ると
よく分かる。
もちろん、日本のサービスの行き届いたコンビニが必ずしもいいとは限らない。
丁寧すぎる対応が、客のわがままを許す原因にもなったりする。
一方、今回紹介したアメリカのコンビニでは、店員が挨拶しない、
値段を間違えるといったことは日常茶飯事だ。
それは裏返せば、客と店員がそれだけ対等な立場にあるということだ。
「お客様絶対主義を掲げる日本とフランクな関係を大切にするアメリカ」。
コンビニはそのようなお国柄が出る、象徴的な場所なのではないだろうか。
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