明日、10月8日は「寒露(かんろ)」の日です。
しかし、この寒露とはいったい何なのでしょう??
ということで、今回は寒露について調べてみました。
寒露(かんろ)とは
寒露(かんろ)は、第17番目にあたる、二十四節気(にじゅうしせっき)の一つです。
では、二十四節気とはなんでしょうか?
二十四節気とは、古代中国でつかわれていた暦で、太陽の位置をもとに1年を24分割したものです。
具体的には、日の長さが最も長い日を夏至、最も短い日を冬至、そしてちょうど半分になる日を春分、秋分として季節を決めています。
二十四節気の細かい区分については、下のページが参考になるのでご覧ください。
寒露は、この二十四節気の中で秋の中間である「秋分」(しゅうぶん)と、霜が降る「霜降」(そうこう)の中間に位置します。
また、二十四節気には日付としての意味と期間としての意味が二つあります。
今年は日付としては10月8日、期間としては8日から22日が寒露になります。
日本と中国の寒露
二十四節気は中国から取り入れた暦ですが、
日本と中国では気候に違いがあるため、実際の季節とはやや乖離があります。
確かに、寒露といっても日本で10月頭はまだ衣替えをしたばかり。
凍結するほどの寒さはありませんね。
日本の寒露は「雁の群れがやってきて、菊の花が咲き、コオロギが戸口でさかんに鳴く声が聞こえる季節」である一方、
中国の寒露は「鴻雁來賓」「雀入大水為蛤」「菊有黃花」となっていて、「雁がやってきて、雀が海に入ってハマグリとなり、菊が黄色い花を咲かせている」
という解釈なのだそうです。
ちなみに「雀が海に入ってハマグリとなり」は物がよく変化することのたとえ。
なんだかよくわからないですが、、、中国の方はピンと来るのでしょうか。
寒露は秋の味覚を楽しもう!
過ごしやすく、食欲の秋にふさわしい寒露の夜は
秋の味覚を堪能するにふさわしい日です。
古来中国に思いをはせつつ、
おいしい食事を楽しみましょう!!