こんにちは。
今日は先日見学した三重県津市にある、浅井農園さんについて紹介します。
高齢化、人手不足が懸念されている農業界で新たな風を巻き起こす浅井農園さんの
取り組みに非常に感銘を受けました。
肉体労働できつい割には賃金が安いという農業のイメージを
180度変えるような取り組みの数々をぜひ皆さんにも知ってもらいたいと思います。
それでは、御覧ください。
浅井農園とは
まず、浅井農園の概要についてご紹介します。
浅井農園は「『常に現場を科学する』研究開発型の農業カンパニーをめざす」
をコーポレートスローガンとする、最先端の研究に取り組む農業法人です。
創業は明治時代でありながら、時代とともに変化し続ける革新的な企業で、
代表の浅井雄一郎さんをはじめ、社員のみなさんがとても明るくパワーあふれる社風が魅力です。
見学してみての感想
驚いたのは先進的な取り組みの数々です。
浅井農園さんは全部で4箇所の拠点を持っており、中でもびっくりしたのがオランダ式のハウスです。
高さ7メートルもあるビニールハウスは室内の温度管理や光の管理がすべて自動で行われていました。
栽培方法も特殊で、土を使わずすべて水と養液で栽培されていました。
また、上から吊り下げることで、下からなるトマトを人が収穫しやすい高さまでおろせるようになっています。

まさに最先端の農業という感想を持ちました。
続いて見学させていただいたのが、スペイン式ハウス。
こちらはオランダ式ほどの高さはありませんでしたが、横にずらーっと並んでおり、こちらも迫力満点でした。
労務管理をWorkというシステムで行っており、これにより誰が何時にどこまで作業をしたかを
把握できるそうです。
しかし、このシステムでは労務管理すべてを行うことはまだ難しいとのこと。
システム化できる部分とそうでない部分があり、一筋縄ではいかないのだなと感じました。
最後にキウイ農園も見学させていただきました。
こちらは今年新しく建設した農園で、東南アジア出身の方が管理をしていました。

非常に広大な面積で驚きました。これだけ大きな面積を誇る場所は日本でも浅井農園さんくらいだそうです。
今後
一日の見学でしたが、はじめて見るものも多く、自分としても収穫の多い時間でした。
このような先進的な取り組みは日本の農業界ではまだ珍しいですが、今後徐々に浸透していけば
働く人ももっと楽に、効率的に生産ができるようになると感じました。
日本の農業界が発展していく手助けを自分もできたらいいなと思います。
引き続き、スマート農業に取り組む企業さんに注目していきたいと思います。
みなさんも、普段食べている食料を生産している農家さんや製造者さんに意識を向けて
生活していけるといいですね。