Azure Site Recovery(ASR)
ディザスタリカバリ(DR)構成で使用される。
仮想マシンを別のリージョン(場所みたいなもの)に複製しておき、
障害発生時に複製をもとに仮想マシンを新しく作る作業を自動化したもの。
Azureリージョン間での構築を基本としている。
Azure Backup
仮想マシンのイメージ、ファイル単位のバックアップをAzureのBLOBストレージに保存する。
バックアップ元として、オンプレミス環境の物理サーバー、Hyper-VやVMwareの仮想マシン、
Azureの仮想マシン、SQLサーバーなど対象は幅広い。
ASRとBackupの使い分け
ASRは、フェールオーバー機能を提供しているため、
安全にディザスタリカバリー(災害復旧=何かあった際の回復)のテストができる。
RPO(目標復旧時点)が約5分、RTO(目標復旧時間)が約2時間となる。
言い換えると、た最短2時間でもとに戻すことができる。
一方、Azure Backupのスケジュールバックアップは「1日1回」なので、RPOは最短でも1日になってしまう。
DR構成には基本的にASRを使用するのが良いと思われる。