地球温暖化が懸念される昨今、ヨーロッパが化石燃料の使用をやめる
ということを発表しました。
今回は、この記事について解説していきます。
まずは原文から
In what might be a seminal moment in the global effort to fight climate change, the bloc laid out an ambitious blueprint. The most radical, and possibly contentious, proposal would impose tariffs on some imports from countries with less strict rules on protecting the environment. It would also mean the end of sales of new gas- and diesel-powered cars in just 14 years. |
If all goes through, airlines and cargo ships will require cleaner fuels. Steel makers and other manufacturers will need to pay more for emissions credits. Electricity producers will be pushed to speed up the switch to wind, solar and hydropower instead of coal. |
The move is a big step toward a global goal of reaching a carbon-neutral economy by 2050. But it’s just the start of what will be a bruising two-year negotiation among industry, countries and the European Parliament. |
日本語訳
気候変動と戦うための世界的な取り組みの重要な瞬間かもしれないが、連合は野心的な青写真を提示した。最も急進的で、おそらく論争の的となる提案は、環境保護に関する規則がそれほど厳しくない国からの一部の輸入品に関税を課すことになると思われる。それはまた、わずか14年で新しいガソリン車とディーゼル車の販売が終了することを意味する。
もし、すべての法案が通過した場合、航空会社と貨物船はよりクリーンな燃料を必要となるだろう。また、鉄鋼メーカーや他業界の製造業者は、排出権に対してより多くの対価を支払う必要が出てくることが予想される。そして、電力生産者は、石炭の代わりに風力、太陽光、水力への切り替えを加速するよう迫られるだろう。 |
この動きは、2050年までにカーボンニュートラル経済に到達するという、地球規模の目標に向けた大きな一歩である。しかし、それはただ産業や国家、欧州議会間の2年間の交渉の始まりでしかない。 |
ワンポイント英単語
tariffs
このニュースでは、環境保護に積極的でない国からの輸入品に関税を課すことで、
自国内での売上を減らし、
結果環境に優しくない製品を作る国を追い出そうとしている、という意味で使用されています。
go through
通り抜ける、通過する、終える
goが「行く」、throughが「を通して」なので、
go throughで上記のような意味が出てきます。
ここでは、議会で話し合われている法案がすべて通過した(可決された)場合
のことをさしています。
化石燃料不使用の社会へ
さて、いかがでしたか。
今回は、化石燃料からの転換を図るヨーロッパの記事を取り上げました。
ガソリンやディーゼル車の新車販売を禁止するという取り組みが
ヨーロッパを中心に活発になっています。
自動車産業からは反発が大きいですが、
地球を守るために化石燃料不使用に
かじを切っていかないといけないと私は思います。
化石燃料不使用の社会に向けて、
ぜひ日本でも実行してほしいです。